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2012年2月放送 [2012年 ON AIR]

2012年2月放送

三浦郁子です。 今日は 余計なお喋りは 後回しにして、今 注目のヴァイオリニスト、久保田巧さんの演奏をたっぷりと 聴いていただきたいと思います。彼女は 1位を出さないことで有名な ミュンヘン国際コンクールで優勝して以来、世界各地で活躍していますが、忙しく演奏活動をする、というよりも 質の高い音楽を 長い時間をかけ、研究し、作り上げていくことを ライフワークにしている演奏家です。 今 彼女は パウル・グルダという 素晴らしいパートナーを得て、円熟期を迎えています。 去年出た ブラームスのヴァイオリンソナタの全曲アルバムを 今日は 聴いていただきましょう。では 早速、久保田 巧のヴァイオリン、パウル・グルダのピアノで ブラームスのヴァイオリンソナタ 第1番から どうぞ。

ソナタ:第1番 

ヴァイオリン、パウル・グルダのピアノで ブラームスのヴァイオリンソナタ 第1番でした。 第1番は「雨の歌」という題がついていて 演奏頻度も高い曲です。 では 続いて 第2番、久保田 巧のヴァイオリン、パウル・グルダのピアノで どうぞ

ソナタ:第2番   

久保田 巧のヴァイオリン、パウル・グルダのピアノで ブラームスのヴァイオリンソナタ 第2番でした。 いかがでしたか? では もう一曲、ブラームスの ヴァイオリンソナタ第3番、久保田 巧のヴァイオリン、パウル・グルダのピアノで どうぞ。

ソナタ:第3番   

ブラームスの ヴァイオリンソナタ第3番、久保田 巧のヴァイオリン、パウル・グルダのピアノでした。いかがでしたか? 久保田巧さんとは 同級生のよしみで 時々 演奏会をご一緒していますが、弾くたびに 彼女の深い音色、迫力のある 長い息のフレーズ、技術の正確さもさることながら その大きな音楽に いつも圧倒されます。 少しブラームスのお話をしましょう。 ブラームスは ドイツの北、ハンブルクで生まれました。ロベルト・シューマンの妻、クララに恋心を抱いていたブラームスは その移住地を クララの居場所に つかず離れずで 転々としていましたが、晩年は 好んでスイスのトゥーン湖畔に暮らしていました。 トゥーン湖は オーバーラント三山 アイガー、メンヒ、ユングフラウを抱き、冬の厳しい寒さにも耐えながら 静かに、やわらかいエメラルドグリーンの水をたたえる湖です。ほとりに点在する小さな村の家に飾られた色とりどりの花も美しく、いくつもの桟橋に寄りながら 船で インターラーケンまでいくことができます。電車なら 30分の距離ですが、2時間のゆったりした船旅もお勧めです。では 今日、最後の曲、ウラジミール・アシュケナージのピアノと クリーブランド管弦楽四重奏団の演奏で、ブラームスのピアノ五重奏曲 ヘ短調 作品114を 時間まで どうぞ。

ピアノ五重奏曲 

(途中から)ウラジミール・アシュケナージのピアノと クリーブランド管弦楽四重奏団の演奏で、ブラームスのピアノ五重奏曲 ヘ短調 作品114をお聴きいただいています。
来週のこの時間は 川口 博さんのオペラ、そして 来月の室内楽の時間は ベートーベンの作品を ご紹介しようと思っています。どうぞ お楽しみに、では 今日は このへんで。ご案内は三浦郁子でした。

 

2012年1月放送 [2012年 ON AIR]

2012年1月放送

2012年も もう一か月近くが過ぎてしまいましたが 改めまして、新年おめでとうございます。今年も たくさん室内楽の名曲をご紹介、そして 世界の街もご案内したいと思っています。よろしくお願いいいたします。 まずは 一曲、ジャック・ルヴィエールのピアノ、ジャン・ジャック・カントロフのヴァイオリン、フィリップ・ミュラーのチェロで ドビュッシーのピアノトリオを どうぞ。

ドビュッシー:トリオ 

ジャック・ルヴィエールのピアノ、ジャン・ジャック・カントロフのヴァイオリン、フィリップ・ミュラーのチェロで ドビュッシーのピアノトリオでした。この曲は 来月、私が主宰する室内楽コンサートシリーズ「ピアノと仲間たち」で演奏します。詳細は 番組の最後で ご案内します。 さて、今日は フランスの作曲家の作品をご紹介しながら、フランスのシャモニー周辺をご案内したいと思います。 スイスのジュネーブ国際空港は、今は 確かなことは わかりませんが 私が行った1990年には 空港の出口がスイス側とフランス側に分かれていました。 こういう空港も珍しいと思います。もしかすると世界で一つなのかもしれません。 そのジュネーブから車で1時間、レズーシュという村に行ったことがあります。 そのあたりだと シャモニーが有名で スキー目当ての観光客は ほとんどが シャモニーに宿泊しますが その物価の高さといったら びっくりします。 そこで バスの便もある 近くのレズーシュという 静かな村に滞在する人もいるようです。自他ともに認める運動オンチの私は もちろん スキーなどという無謀なものには 挑戦しませんでしたが、稀にいる私のような人間のためには ロープーウエイとエレベーターと乗りついで 3842mのところまで 普通の靴でも行けるようになっています。 スキーも持たず、ショルダーバックにスニーカーで 乗る姿は 相当目立ちますが、気にしなければ 楽して絶景が期待できます。 そこまで行くとすぐそこに 丸いモンブランが見えますし、全員が ガイドのあとについて スキーで山を下っていくので帰りのロープーウエイは 稀な人間と 怖気づいて 滑降を諦めた人だけが乗っています。
こういう山になると クレパスがあるので 必ず ガイドのプロスキーヤーのあとを滑って行く規則になっているようです。 では ここで一曲、イツァーク・パールマンのソロヴァイオリンと ホルヘ・ボレットのピアノ、ジュリアード弦楽四重奏団の演奏で ショーソンの ヴァイオリン、ピアノと弦楽四重奏のためのコンセール ニ長調 作品21をどうぞ

ショーソン:コンセール 

イツァーク・パールマンのソロヴァイオリンと ホルヘ・ボレットのピアノ、ジュリアード弦楽四重奏団の演奏で ショーソンの ヴァイオリン、ピアノと弦楽四重奏のためのコンセール ニ長調 作品21でした。 いかがでしたか? 上のロープーウエイの駅から イタリアのクールマイヨールに降りることもできます。ただし、風が強いと すぐに欠航するので その場合は シャモニーからの往復切符を買うことになります。 さすがに 4000m近くある場所ではありませんが、ケーブルカーで 1800mまで登ると カフェもあって 絶景を眺めながら お茶を飲むこともできます。  もう一度言いますが 往復切符を買う必要があり、また1800mの地点でお茶を飲むのは シャモニーに行ってスキーをしない 稀な人間だけです。 友人が「どうして やってみないの?」と聞くので「物価の高いシャモニーで、さらに骨折でもしたら もっとお金がかかるから」と言って 笑われました。では ここで 私の大好きな曲をご紹介しましょう。ホルヘ・ボレットのピアノと ジュリアード弦楽四重奏団の演奏で フランクのピアノ五重奏曲 ヘ短調をどうぞ

フランク:ピアノ五重奏曲 

ホルヘ・ボレットのピアノと ジュリアード弦楽四重奏団の演奏で フランクのピアノ五重奏曲 ヘ短調でした。 では、来月の演奏会でも弾く予定の曲を 聴いていただきましょう。ジャック・ティボーのヴァイオリンと アルフレッド・コルトーのピアノで ドビュッシーのヴァイオリンソナタです。

ドビュッシー:ヴァイオリンソナタ 

(途中から)ジャック・ティボーのヴァイオリンと アルフレッド・コルトーのピアノで ドビュッシーのヴァイオリンソナタをお聞きいただいています。 来月2月19日、(日)午後2時から、私が主宰する室内楽コンサートシリーズ「ピアノの仲間たち」の演奏会が 横浜、港のみえる公園横の ゲーテ座で開催予定です。 NHK交響楽団のヴァイオリン奏者、木全利行さん、同じくNHK交響楽団の次席チェロ奏者、藤村俊介さん、そしてピアノは私、三浦郁子です。曲目は 今日 最初にお聞きいただいた ドビュッシーのピアノ三重奏曲、そして 今お聞きいただいているヴァイオリンソナタ、そして 後半は アストル・ピアソラの作品を演奏します。 チケット・お問い合わせは 0466-50-7521三浦までか、「ピアノと仲間たち」のHPをご覧ください。 来週のこの時間は川口 博さんのオペラ、そして 来月の室内楽の時間は 今 注目のヴァイオリニスト、久保田巧さんの最新ブラームスのソナタを全曲 ご紹介したいと思っています。 どうぞ おたのしみに。
では 今日は このへんで。ご案内は三浦郁子でした。
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