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2012年12月放送 [2012年 ON AIR]

2012年12月放送

こんばんは、三浦郁子です。 今年も残すところ あと1週間余り 、みなさまにとって、この1年、どんな年になったでしょうか。 師走の慌ただしさの中ではありますが、お休み前のひととき、美しいクラシック音楽の調べを しばし、お楽しみください。
明日はクリスマスイブ、毎年12月の室内楽の時間には クリスマスにちなんだ曲を集めて ご紹介しています。今日は クリスマス・アダージョ・カラヤンと題されたアルバムをご紹介しましょう。お馴染みのヘルベルト・フォン・カラヤンが ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とベルリン・フィルハーモニー・ブラス・アンサンブルを率いて 演奏しているクリスマス曲集です。ブラス・アンサンブルというと 思い出すのが クリスマス時期に滞在していた ベルリンのことです。 ベルリンフィルで ブリテンの戦争レクイエムを聞いて ホールの外に出ると、雪がちらつく寒い中、ブラスアンサンブルの5人が ホールから出てくる人のために クリスマスソングを演奏していました。 そばには ホットワインの屋台、すぐに立ち去るのが惜しくて ホットワインを飲みながら 凍てつく寒さの中、しばし 聞きいったのを覚えています。 派手なネオンサインや街の音楽もなく、しんしんと雪が降る中、ブラスの音だけが 響き渡り、とても おごそかな雰囲気でした。
では 演奏をご紹介しましょう。まずは トレッリのクリスマス協奏曲 ト短調、カラヤン指揮、ベルリンフィルハーモニー管弦楽団の演奏で どうぞ

トレッリ:クリスマス協奏曲 

カラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で トレッリのクリスマス協奏曲ト短調でした。 次は レスピーギのシチリアーナ、有名な リュートのための古風な舞曲とアリアの第3番です。

レスピーギ:シチリアーナ 

レスピーギ、リュートのための古風な舞曲とアリア第3番 シチリアーナでした。いかがでしたか? どこかで 聞いたことのある方も多い曲かもしれませんね。では 次は あまり知られていない作曲家ですが、フランチェスコ・オノフリオ・マンフレディーニの作品をご紹介しましょう。 クリスマス協奏曲、ハ長調 ベルリンフィルハーモニー管弦楽団の演奏でどうぞ。

マンフレディーニ:クリスマス協奏曲 

ベルリンフィルハーモニー管弦楽団の演奏でマンフレディーニのクリスマス協奏曲でした。
次は ヘンデルの合奏協奏曲から ミュゼット、全5楽章からなるこの第6番の合奏協奏曲の 第3楽章です。 ではどうぞ

ヘンデル:ミュゼット 

ヘンデルの合奏協奏曲第6番の第3楽章 ミュゼットでした。 次は ピエトロ・アントニオ・ロカテッリの作品をご紹介しましょう。 ロカテッリはのちに 鬼才パガニーニに大きな影響を与えた、といわれる作曲家です。 では ロカテッリの作品の中から、クリスマス協奏曲ヘ短調を どうぞ。

ロカテッリ:クリスマス協奏曲 

ロカテッリのクリスマス協奏曲でした。いかがでしたか? ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で 様々な作曲家のクリスマス協奏曲を お聞きいただいています。 クリスマス協奏曲最後は アルカンジェロ・コレッリです。コレッリ自身が「キリスト降誕の夜のために」作曲した、と記しているように この音楽は クリスマスの真夜中のミサの合間に演奏されたそ言われています。 では コレッリのクリスマス協奏曲ト短調、どうぞ

コレッリ:クリスマス協奏曲 

ヘルベルト・フォンカラヤン指揮、ベルリンフィルハーモニー管弦楽団の演奏で コレッリのクリスマス協奏曲でした。 いかがでしたか? 
さて、この時期の音楽、といえば やはり この曲、チャイコフスキーのくるみ割り人形でしょう。NYのメトロポリタンオペラハウスでは この時期、バレエ、くるみ割り人形と、プッチーニのラ・ボエームを上演します。これらを聞くと クリスマス気分が盛り上がり、また今年も終わりだなあ~という少し 寂しい気持ちもこみあげてきます。日本でも、恒例の第九と並んで あちこちで上演していますから機会がありましたら ぜひ この時期に 劇場に足を運んで ご覧になって見てください。では、アナトール・フィストラーリ指揮、ロンドン交響楽団の演奏で チャイコフスキー作曲、バレエ組曲「くるみ割り人形」 作品71、小序曲、行進曲、金平糖の踊り、ロシアの踊り、アラビアの踊り、中国の踊り、あし笛の踊り、花のワルツ、お楽しみください。

くるみ割り人形組曲               

アナトール・フィストラーリ指揮、ロンドン交響楽団の演奏で チャイコフスキー作曲、バレエ組曲「くるみ割り人形」 作品71 いかがでしたか? 今日は クリスマスにちなんだ曲を特集してお送りしてきました。クリスマスの音楽というと キャロルや教会の典礼音楽、あるいは オラトリオなど 声楽曲が 頭に浮かびますが、今日、ご紹介したような器楽の曲もバロック時代になってから多く作曲されました。楽しんでいただけたでしょうか。来週のこの時間は 今年最後の湘南クラシックサロン、蓮村 直さんの「映画に関連したクラシック曲」そして 新年最初の室内楽の時間は、南フランスのアルルをご案内しながら、フランスの作曲家の作品をご紹介しようと思っています。どうぞ お楽しみに。 (曲挿入)では 最後はこの曲、ベルリン・フィルハーモニーブラス・アンサンブルの演奏で きよしこの夜、今年最後の室内楽の時間、今年もありがとうございました。 皆様にとって 来る2013年が 今年以上に 素晴らしい年になりますように、来年も湘南クラシックサロンで お待ちしております。 では 少し早いですが、
MERRY CHISTMAS AND A HAPPY NEW YEAR。クリスマス
ご案内は三浦郁子でした。

きよしこの夜 
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