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2011年12月放送 [2011年 ON AIR]

2011年12月放送

クリスマスの週末、いかがお過ごしでしょうか。三浦郁子です。今日は クリスマスにふさわしい曲の数々を ご紹介しながら、世界各地のクリスマスの様子を少しお話しようと思っています。 では まず この曲から。ジャン・フランソワ・パイヤール指揮 管楽アンサンブルの演奏で ヘンデルの組曲「王宮の花火の音楽」原典版を どうぞ。

ヘンデル:王宮の花火 

ジャン・フランソワ・パイヤール指揮 管楽アンサンブルの演奏で ヘンデルの組曲「王宮の花火の音楽」でした。 ヨーロッパのクリスマスシーズンは 11月の終わりから、早くも始まります。街の広場には クリスマスの市が並び、手作りの木製のおもちゃ、伝統工芸品、また クリスマスの飾りをほどこしたクッキーやフルーツケーキ、そして、寒い冬には欠かせないホットワインの屋台も出ます。 ゼンメルという丸いパンにはさんだ 大きなソーセージをほおばりながら ホットワインで 体をあたため、クリスマスの飾りやリースを買い求める人々でにぎわいます。 この時期は まだ 学校のある子供たちも、学校から帰ると、ためたお小遣いを握って 広場に繰り出し、考えに考えて 欲しいものを探します。 シュトットガルト、ニュルンベルグ、ベルリン、そして 規模はそれほど大きくはないものの、ローテンブルクのクリスマスマーケットは特に美しいです。
残念なことに ユーロに変わってから かなり物価が高くなってしまい、こういう工芸品も 子供たちの少ないお小遣いでは なかなか買えない値段になってしまっています。
まだ マルクだった時代、ベルリンのクリスマス市で買った同じものが ユーロになったとたん、3倍にも跳ねあがって びっくりした記憶があります。 さて、ここで、チェロとギターの演奏を お楽しみいただきましょう。 静かで気品のある演奏が この時期にふさわしい 落ち着いた気持ちにさせてくれます。 では藤村俊介のチェロで ヴィラ・ロボスのアリア、バッハのG線上のアリア、同じくバッハのアダージョ、グノーのアヴェ・マリア、バッハのパストラーレ、5曲続けてどうぞ

ヴィラ・ロボス:アリア 
バッハ:G線上のアリア  
バッハ:アダージョ    
グノー:アヴェ・マリア  
バッハ:パストラーレ

藤村俊介のチェロで ヴィラ・ロボスのアリア、バッハのG線上のアリア、同じくバッハのアダージョ、グノーのアヴェ・マリア、バッハのパストラーレでした。 いかがでしたか? 世界のクリスマス、ちょっと変わったところで インドはどうでしょう。
インドは ヒンズゥー教だから クリスマスは関係ないのでは?と思われるでしょうね。
ところが、南部のケララ州という地域は カトリック教徒が多く、ちょうど クリスマス時期に行ったところ、家の玄関には クリスマスの飾り、西洋のものとは 少し趣きは違いますが、教会にも クリスマスの雰囲気があふれていました。 また、アメリカのニューメキシコ州、サンタフェはスペイン系の町なので クリスマスの時期は とても賑やかです。 紙の袋にろうそくを入れ、火を灯し、通路に並べたり、サンタフェ特有の Adobeという家の壁沿いに 並べたりします。クリスマスイブの午前中までは プレゼントを買う人々で デパートや店は大混雑しますが、午後になると 街の中からは 人が消え、静かに 家族で過ごすのが サンタフェのクリスマスです。 夜中、12時になると また どこからともなく人々が 出てきて 教会に向かいます。 では 教会の音楽にふさわしい、バッハの曲を 2曲、 まずは この曲から。ヘンリック・ヴィーゼのフルートで バッハのフルートソナタ ロ短調 BWV1030です

バッハ:フルートソナタ 

ヘンリック・ヴィーゼのフルートで バッハのフルートソナタ ロ短調 BWV1030でした。 では バッハをもう一曲、ヘンリック・ヴィーゼのフルート、アニコ・ソルテスのチェンバロ、イヴ・サヴェリーのチェロで バッハのトリオソナタ ハ短調 BWV1079

バッハ:トリオソナタ 

ヘンリック・ヴィーゼのフルート、アニコ・ソルテスのチェンバロ、イヴ・サヴェリーのチェロで バッハのトリオソナタ ハ短調 BWV1079でした。 いかがでしたか?
私は 長年暮らした アメリカのNY,クリスマスのお楽しみは なんといっても メトロポリタンオペラハウスでの プッチーニのオペラ「ラ・ボエム」と バレエ「くるみ割り人形」です。 時には 大雪に降られながら アパートから オペラハウスまでの10ブロックを ウキウキしながら 歩いたものです。 ではアナトール・フィストラーリ指揮 ロンドン交響楽団の演奏で チャイコフスキー作曲 バレエ組曲「くるみ割り人形」を お楽しみください。

チャイコフスキー:くるみ割り人形 

アナトール・フィストラーリ指揮 ロンドン交響楽団の演奏で チャイコフスキー作曲 バレエ組曲「くるみ割り人形」でした。 クリスマスイブの湘南クラシックサロン、いかがでしたか? 来週のこの時間は 鈴木康行さんの「管弦楽」そして 来年、1月の室内楽の時間は フランスのシャモニーをご案内しながら フランスの作曲家の作品をご紹介しようと思っています。どうぞ お楽しみに。(BGM)ではジェミー・ウイルソンによる ハンマーダルシマの演奏で 世界のクリスマス音楽を 時間まで お楽しみください。 それでは Merry Christmas & A Happy New Year ご案内は 三浦郁子でした
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